引き解け縮め結び

ロープの長さを調節することができる結び方『引き解け縮め結び(ショートニング・パッシング・スリーノット)』の手順を紹介しています。

引き解け縮め結びは長すぎるロープを短く使う場合や、ロープ途中の傷んでいる所を保護するなど、長期間ロープを短縮して使用する際に適しています。

ロープ両端からの張力で解けやすい「縮め結び」とは逆に、大きな力が加わるほど締まり解けにくくなる特性があります。

 

引き解け縮め結びの主な特徴

  • ロープの長さを調節できる結び方
  • 張力が加わるほど締まる
  • 英名:「ショートニング・パッシング・スリーノット」

”引き解け縮め結び”の結び方手順

1.図のように輪を作り、先端側の中間(図の緑部分)を2つに折って輪に通す。

2.ロープ根元部分と輪の部分を引き締める。
(ここまでは引き解け結びの手順です)

3.図のようにロープ先端を下から輪に通してひと巻きする。

4.さらに先端を輪に通して結ぶ。

5.先端と根元部分を引き締める。

6.引き解け縮め結びの完成です。