8の字結び

ここでは基本的な結び『止め結び』よりも大きなコブを作る結び方『8の字結び(フィギュア・エイト・ノット)』の手順を説明しています。

8の字結びは硬く締まっても比較的解きやすいため、仮に結ぶ際にも有効です。

握り手や穴抜け防止、ロープ末端部のほつれ止めに便利。

ちなみに、※ロープを二重にして結ぶ「二重8の字結び」、一度に複数の8の字結びを行なう「連続8の字結び」という結び方もあります。

※数字の”8”に似ていることから「8の字結び」と呼ばれてます。(ひらがなの”も”に似ていることから昔は「もの字結び」と呼ばれていたこともあるようです)

 

8の字結びの主な特徴

  • 大きなコブを作ることができる
  • 1本のロープでこぶを作る結び方
  • 硬く締まっても比較的解きやすい
  • ヨットの滑車に通したロープの抜け落ち防止にも利用
  • 英名:「フィギュア・エイト・ノット」「ジャーマン・ノット」

8の字結びの手順

1.先端を交差させて輪を作る。

2.先端を下にくぐらせる。

3.最初にできた輪に上から通す。

4.先端を引き締める。

5.8の字結びの完成です。

 

手に持ったまま結ぶ場合

1.2つに折って左手で持ち、右手で輪の部分を手前に半回転ひねる。

2.さらに右手で輪の部分を手前に半回転ひねる。
(つまり輪に右手人差し指を入れ、手前に1回転ひねればOKです)

3.左手で押さえていた先端を上から輪に通す。

4.先端を引き締めれば、8の字結びの完成です。