ここでは1本のロープに等間隔で「8の字結び」を作る結び方『連続8の字結び(フィギュア・エイト・ノット・イン・シリーズ)』の手順を説明しています。
連続止め結び同様、木の枝にぶら下げて縄ばしごにすれば子供の遊具に、また火災時には水に浸して避難用ロープに利用することができます。
握った際のすべり止めにも便利。
連続8の字結びの主な特徴
- 避難用縄ばしごに利用
- 1本のロープで複数のこぶを作る結び方
- 硬く締まっても比較的解きやすい
- 英名:「フィギュア・エイト・ノット・イン・シリーズ」
連続8の字結びの手順
1.先端から数十センチの所で、右に2回ひねって輪を作る。
(1回転ねじることになります)
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2.さらに作りたいコブ数だけ、同様に右2回ひねりで輪を作っていく。
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3.ロープ先端をすべての輪に通す。
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4.右側の輪から順に”他の輪”の中をくぐらせながら引出していく。
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5.連続8の字結びの完成です。
手に持ったまま結ぶ場合
ロープの太さやコブの数によりますが、手で持ったまま結ぶ方法もあります。
やりやすい方法で結んで下さい。
1.ロープの中間を右に2回ひねり、できた輪を左手に引っ掛ける。
(1回転ねじることになります)
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2.コブを作る数の分、同様に右に2回ひねって左手に引っ掛けていく。
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3.ロープ先端をすべての輪に通し、形を崩さないよう注意しながら右手に持ちかえる。
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4.左手で、一番右側の輪(図の緑部分)と一緒にロープ先端を”他の輪”の中を通し引っ張る。
ポイント
形が崩れないよう”他の輪”を右手親指で押さえておき、両手を軽く振りながら引っ張ると引っかからずにできます。▼
5.1つ目のコブができたら、さらに左手で次の輪(図の緑部分)を”他の輪”の中から引っ張る。
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6.コブの形や間隔を整えながら、同様に最後の1つになるまで輪を抜いていく。
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7.連続8の字結びの完成です。