仲仕結び

ここでは「止め結び」や「8の字結び」よりも大きなコブを作る結び方『仲仕結び(ステベダーズ・ノット)』の手順を説明しています。

土木作業や船の荷役用の滑車のストッパーとして利用されている他、握り手やテント張りの際にも便利。

ちなみに、一度に複数の仲仕結びを行なう「連続仲仕結び」という結び方もあります。

※船内荷役作業員(別名:沖仲仕[おきなかし])がよく使うことから、「仲仕(なかし)結び」と呼ばれています。

 

仲仕結びの主な特徴

  • より大きなコブを作ることができる
  • 1本のロープでこぶを作る結び方
  • 硬く締まっても解きやすい
  • 英名:「ステベダーズ・ノット」

仲仕結びの手順

1.先端を交差させて輪を作る。

2.先端を下にくぐらせる。

3.さらにもう一度、先端を下にくぐらせる。

4.最初にできた輪に上から通す。

5.先端を引き締める。

6.仲仕結びの完成です。

 

手に持ったまま結ぶ場合

1.2つに折ってグリーン部分を左手で押さえる。

2.右手で輪の部分を手前に2回転ひねる。

3.左手で押さえていた先端を上から輪に通す。

4.先端を引き締めれば、仲仕結びの完成です。