腰掛け結び

ここではロープ中間に二重の輪を作る結び方『腰掛け結び(チェアー・ノット)』の手順を紹介しています。

腰掛け結びは2つある輪のうちの1つに腰を掛け、もう一方を脇の下に回す方法を用いて、人命救助や腰掛けてする作業のときなどによく使われています。

 

腰掛け結びの主な特徴

  • ロープの中間に二重の輪を作る結び方
  • 輪の大きさは変わらない
  • 人命救助によく使われる
  • 英名:「チェアー・ノット」「ボウライン・アポン・ザ・バイト」

腰掛け結びの手順

1.ロープを二重にし、左回りの小さな輪を作る。

2.折り曲げた先端部を10cm程度、輪の下から通す。
(先端部を抜ききるのではなく、10〜15cm程度)

3.先端部の輪を、大きな二重の輪に通す。

4.さらに先端部の輪を背面にくぐらせて、小さい輪の上部まで持ってくる。

5.形を整えながら引き締める。

6.腰掛け結びの完成です。

手に持ったまま結ぶ場合

手順は同じですが、手に持ったままで結んだ場合の画像も紹介しておきます。

1.二重にしたロープに左回りの小さな輪を作り、交差部分を左手で押さえる。

2.先端部を奥から輪に入れて15〜20cm引っ掛ける。

3.先端部の輪に右手を入れて、二重の大きな輪(4本)を手前にすべて引き抜く。

4.先端部を背面にまわして、最初に作った輪の上部まで持ってくる。

5.形を整えながら引き締めれば、腰掛け結びの完成です。